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8月18日コンサート 第三回定期演奏会 「ジョン・ウィリアムズ2」撮影について
2018年9月15日
【FILM SCORE PHILHARMONIC ORCHESTRA】 第三回定期演奏会 「ジョン・ウィリアムズ2」
今回で4回目を迎えるフィルムスコアフィルハーモニックオーケストラによる、映画音楽のコンサートが東京オペラシティで開催され、有り難くご用命を頂き撮影にお邪魔させて頂きました。
作曲家個人に焦点を当て、膨大なディスコグラフィから注目すべき楽曲を演奏し、映画音楽とは何か?を生き彫りにする大変な人気の企画が今回もジョン・ウィリアムズという作曲家を取り上げました。
格調高き音場で生音がリッチに響き渡り残響が消えてしまうのが惜しいと思えるホールです
今回のコンサートのために楽団ロゴの投影を準備されていたそうで暗闇にとてもカッコ良く映えます
演奏会に対し、奏者皆さんの真面目に取り組む姿勢は、当たり前ですが毎度変わりませんが回を重ねる毎に、心なしか本番慣れして度胸がついた、落ち着いた表情の方が多くなったとお見受け致しました。
趣向を凝らし、ロビーコンサートにも熱が入ります。会場に足を運んでくださったお客様のために、1分1秒でも楽しんで頂きたいという熱意が伝わってきます。
正味約30分のロビーコンサートも全てウィリアムズ作品で小編成の演奏ですが完成度は高いです
今回もチケットは早々に完売しファンが育ってきていると実感します
100人を超える大編成のオーケストラ、コーラス隊。ジョン・ウィリアムズという映画音楽の巨人が作りあげた誰もが一度は聴いたことのある、しかし超絶に難しい楽曲に果敢に取り組んでいきます。
リハーサルも一切妥協なしでギリギリまで調整しています
指揮は今回も奥村伸樹さんで的確な指示に演奏もどんどん改良されていきます
ジョン・ウィリアムズが手掛けた戦争映画特集では、トランペットとバイオリンのソロが登場する楽曲が演奏され、会場のお客様は皆感嘆の声を漏らしていました。
『7月4日に生まれて』トランペットソロは戦争の悲惨さより孤独を強く謳いあげます
『シンドラーのリスト』バイオリンソロは戦争での心痛や切なさがストレートに伝わってきます
コーラスも今回は大幅に増強され、お客様の身体に全力で迫ってくる言葉には代えがたい感動がありました。アンコールも3曲、弦を光らせたり終始今回のコンサートはお客様を楽しませる!この一点に集中していました。その熱意や興奮を肌で感じ取って頂けた演奏だったと思います。
大迫力の合唱はやはり演奏会の中でも白眉
奏者のお客様も満足感で一体となるホール、この楽団はどこまで進化するのでしょうか